福井県内科医会のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 会長の新井芳行と申します。

 福井県内科医会は福井県内在住の内科を標榜している医師たちが参加して設立されました。
 主な目的は、臨床内科学の生涯研修と研鑽、地域医療への貢献、および会員相互の親睦であり、これら活動を達成するため3つの部会、即ち(1)学術研修部会、(2)地域医療部会、(3)広報・IT部会が作られています。

(1)学術研修部会では各種研修会・講演会などを開催し、最新医学の研鑽や生涯研修に努めています。年10回以上の学術講演会を主催し、テーマや講演者の選定にあたっては、会員の要望を取り入れながら決めています。昨年からは部会を血液、循環器、消化器、呼吸器、脳神経内科、腎臓内科、内分泌・代謝のサブスペシャリティ毎に班分けをし、福井大学医学部教授の指導と若い先生方の参加を得て、時代に即した学術講演会へと変化してきています。
 更に、毎月第3水曜日には、福井県内科臨床懇話会を開催しています。この会は昭和の時代から連綿と続いており、500回を超える歴史ある症例検討会であります。福井県内の基幹病院と開業医から診断困難例やピットフォールに陥りやすい症例を提供していただき、診断の検討や治療法選択などに対して積極的なカンファレンスを行い、臨床内科学の研鑽に努めています。優秀な発表者には福井県内科医会総会において、福井県内科医会優秀賞を授与し顕彰しています。発表された症例の概要は福井県内科医会ホームページ上で閲覧可能であり、座長コメントを読むことにより症例内容の全体像も得られるようになっています。
(2)地域医療部会では内科医の連携のもと地域医療に貢献することを目的として様々な活動をしています。これまでは福井県民に対するAED普及活動をメインに行ってまいりましたが、今後は精神科の先生方との連携によるうつ病対策、さらに精神科および脳神経内科の先生方と一緒に認知症対策にも積極的に取り組んでいければと考えています。
(3)広報・IT部会は会員の先生方のご要望をいかに取入れ、また還元していくかのキーとなる部会と考えています。福井県内科医会のホームページを活用し、本会学術講演会の情報や新規会員の勧誘に対する活動、内科臨床懇話会の症例保存および閲覧など、会員が手軽に利用できる場を提供致しております。将来的には、日本臨床内科医会常任理事会、理事会、代議員会の情報に合わせて福井県内科医会も参加している福井県予防接種研究会の情報もホームページに掲載させていただき、会員の皆様との情報共有の場にできればと考えています。

 また、この度、福井県内科医会ホームページはリニューアルをし、これまでより見やすく、使いやすい内容となりましたので、会員の先生方におかれましては、是非とも積極的なご活用をお願いいたします。

 以上のように、福井県内科医会は、
1.臨床内科学に必要な最新知識の獲得、生涯研修
2.医療・保健活動の中心となり地域医療に貢献
3.ITを活用した会員同士の情報交換、会員の利益擁護、会員相互の親睦
を目指し、会員の皆様に少しでも役立つような会にしていきたいと考え活動を行っておりますので、今後とも皆様からのお力添えをいただきますよう何卒お願い申し上げます。

2020年 5月
福井県内科医会 会長
新井 芳行