金怪獣 戦国末期(紀元前475~221年)

匈奴の大将が被っていた帽子の頂を飾っていた純金製の彫刻。口は鷹、頭は馬、角は鹿かトナカイ、体の巻毛は羊か?尻毛の先にも角にも目がたくさん付いている。軍を間違えた方向に導かないという意味が込められている。遊牧民族スキタイの血を感じさせる動物描写が素晴らしい。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)