高浮雕三尊像
北魏永安二年(529年) 山東省青州市出土

石灰岩に彫刻された、柔和な表情の釈迦三尊像である。上方のウチワ様の物を持った月と太陽の神像もユーモラスで、山東佛教彫刻の特徴が良く表れている。顔貌はふっくらとしており、隋・唐代佛像への移行期を示す作風と思われる。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)