雲崗第10窟 前室北壁

洛陽遷都以前の北魏佛教美術に指導的役割を果たした、雲崗石窟第二期(471~493年)を代表する、華麗な石窟である。
拱門上部に掘り出された須弥山を双龍が支え、月・太陽・星と共に愛らしい動物や鳥、合掌佛が微笑む誰が見ても心和まされる名窟である。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)