雲崗第9窟 菩薩交脚像
北魏(紀元386~534年)

本像は、端正でエキゾチックな顔貌を有する菩薩像で、その豪華な宝冠や、周囲を舞う飛天の華やかさから観光客に人気が高く、写真撮影する人が絶えない。貼金賦彩は、後生に補われたものであるが、200年も経つと古色を帯び、違和感なく受け入れられる。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)