緑釉鴟尾 西夏(紀元982~1048年)

宋と対等に対峙した、タングート族王朝西夏の王陵より出土した、珪酸塩の釉薬が全体に施されている等身大のガラスの鴟尾である。
謎の西夏文字とあわせ、漢民族にも一目置かれた文化を創造した民族らしい、覇気に満ちた作風である。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)