騎馬瓷俑 東晋南朝(紀元317~589年)

あどけない顔をした主人が、乗り慣れない馬に乗るのを、これも頼りない顔をした従者達が馬を押さえて落馬しないように助けているといった感じの、どこかほのぼのとしたユーモラスな感じのする俑像である。日本の埴輪、朝鮮の冥器の騎馬像にも通ずるものがある。人類の行うことの共通性に感心させられる。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)