如来立像 北魏(紀元386~534年)
山東省(青州市博物館)

青州市龍興寺跡から出土した彩色貼金石像である。軽い笑みを含んだ表情であるが、佛教を国教とした北魏政権の影響もあるのか、やや緊張感も見られる作風である。奈良飛鳥寺の釈迦如来坐像との相似性も感じられる。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)