交脚弥勒石造像
北朝(386~581年)

北魏佛教美術の特徴を備えた小石像である。細面の北魏らしい緊張感のある作風であるが、弥勒佛、脇侍佛達も皆、アルカイックスマイルと呼ばれるおだやかな微笑を浮かべており、ほのぼのとした感慨を覚えさせられる。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)